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カンジダの疑いがあるなら性行為は控えて!

膣カンジダの確定診断を受けて治療中はもちろんのこと、自覚症状があり疑いをもっている段階でも性行為は控えるべきだと考えられています。膣カンジダの感染の原因は必ずしも、性行為が介在しているとは限りません。しかし患部が性器であるだけに、性行為を介して未感染者の体内に移してしまう可能性が高いのも事実です。膣カンジダが活性化している状況で、未感染状態の男性と性交渉を持つと、パートナーに感染させてしまう可能性があります。
女性の場合は白っぽく、カッテージチーズ状のおりものが増えたり、性交痛などの症状が頻繁に経験されるところです。症状が重くなり外陰部に炎症が及ぶと発疹やかゆみなどの症状が出現することもあります。これに対して男性ではほとんど自覚症状がなく、せいぜい軽いかゆみや排尿時の違和感程度であることも珍しくないのです。このような状況で、膣カンジダを治療して一度治癒してもピンポン感染のリスクに直面することになります。ピンポン感染とは恋人やパートナー相互が互いに感染しているのに、症状のある方だけが治療を受けることで、未治療の恋人やパートナーから再び病原菌を移されて病気が再発する状況をさします。ピンポン感染では一方の恋人やパートナーには病気の自覚がないので、別れの原因になってしまうことも想定されます。なぜなら相手方が浮気相手をもっていて、病気をもらってきたからだ、と誤解が生じてケンカに発展し、それが別れの原因となりえるからです。ピンポン感染を防止するには、恋人やパートナー同士が同時期に治療をうけてしっかりと病気を治癒させておくことがポイントです。
また膣カンジダが活性化した状態で性行為を控えるべきなのは、性交痛の問題があります。膣カンジダで性交痛が発生する傾向が強いのは、膣全体にカンジダ菌が異常増殖しダメージを受けているからです。カンジダ菌の増殖を抑制するべく免疫機能もフル活動になっています。そのため免疫細胞が活性化し炎症を来たすことでカンジダ菌を排除しようとしています。炎症時には破壊された細胞の修復を促すために、プロスタグランジンなどの痛みを誘発する化学物質が増加しているのです。そのため性行為などの刺激要因が加わると、性交痛として自覚されることになります。したがって症状が沈静化するまでは患部の安静を心掛けることが、速やかな回復のための近道です。おりものの変化や外陰部の痒みや発疹などがあるときは、性行為は控えるのが賢明と言えます。